マンションのリフォーム・リノベーション、新築戸建はハンズデザイン一級建築士事務所|千葉県 船橋市 東京

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「北鴻巣の家」行ってきました。内覧会は今週末です!

「北鴻巣の家」に行ってきました~!

エクステリアなど、まだ終わっていないところもありましたが、養生が取れた状態で9割5分完成した状態で見ることができました。

植栽が入っていないのが残念ですが、写真を撮ってきましたのでみなさんに少しだけお見せします。
でも、指摘部分にテープがペタペタ貼ってあるので写真は少し小さめにさせてもらっています。

とてもシンプルな住まいなのですが、家の中のどこにいても奥行きのある風景を感じることができます。
透明感のあるハンズデザインらしい雰囲気になったなと思っています。

オープンハウスは住まいを体感する貴重な機会です。
シンプルだけどちょっと違う普通の家。
写真ですとなかなかお伝えしにくいことがたくさんあります。
ぜひ一度体験してください。

12/13.14で内覧会を予定しています。予約制になっておりますのでお早めにお問い合わせください。

内覧会についての詳細はこちらをご覧ください!→「北鴻巣の家。オープンハウスやります!」

皆さんのご来場をお待ちしております!

「北鴻巣の家」もうすぐ完成。

来週末は「北鴻巣の家」の内覧会なのです。

毎日のように現場から様々な連絡があり着々と完成に向かっていることが伝わってきています。
今はエクステリアの工事が進んでいます。

最新の写真はではないのですが、一ヶ月前の手元にあるものを少し見ていただこうと思います!

玄関へのアプローチ。
玄関を中心にしたかったのでアプローチが少し長くなっています。
大きめに雨除けの軒を出し、左官の壁にしています。

南側の歩行者専用街路からリビングとその向こうの中庭を見通しているところ。
ここには板塀ができるので完成後はこのシーンは見られません。
天井のツガの羽目板がなんとも優しい良い色です。

足場に上って軒裏を見上げているところ。
鴻巣市は暑いことで有名な埼玉県北部ですので、大きめに軒を出しています。
外壁はガルスパンという金属サイディングです。

階段越しに中庭を見ているところ。
リビングに面した階段を上ると大きな天窓のある玄関の吹抜けにでます。

キッチンからリビングを見渡しているところ。
キッチンは布に覆われていますが、手元が隠れる高さです。
家全体を見渡せる一番眺めの良い場所です。

来週はやっと現場に行きますので内覧会直前の様子をご報告できると思います!

さて、その内覧会のお知らせです。

「北鴻巣の家」は12月末の竣工引渡に向けて工事中の、Fさん4人家族のための住まいです。

このたび、建主のFさんのご厚意により内覧会を開催できることになりましたのでご案内いたします。

■開催日時:12月13日(土)14日(日)10時~17時

■場所:埼玉県鴻巣市赤見台*詳細な住所は内覧会のお申し込みを頂いた際にお伝えいたします。

内覧会は、プライバシー配慮のため予約制とさせていただいております。
見学希望の方はハンズデザインのホームページの「お問い合わせ」ページから、またはハンズデザイン宛にメール・お電話・FAXにてお気軽にお申し込み下さい。

ホームページからのお申し込みは→コチラ!

お申し込みの際には、『「北鴻巣の家」内覧会参加希望』と明記していただき、
氏名、連絡先、参加人数、希望日時をご記入下さい。
参加申し込みのご連絡を頂いた方に、住所などの詳細をお知らせいたします。

みなさまのご来場をお待ちしております!

『ギャラリーのようなAさんの家のマンションリノベーション in 浦安』工事経過報告!

こんにちは。
Aさんのリノベーション工事の様子をご報告します!

解体が終わったところ。

洗面所やユニットバスがある水廻り部分は、床のコンクリートスラブが下がっていて、
床の段差を利用して給水・給湯・排水などの配管スペースがあるタイプのマンションです。
築25年ほど経っており、この年代のものは給排水の管も銅管や鉄管が使われていることが多く、
管の耐食が進むと管径がどんどん小さくなります。
つまりや漏水の原因になりかねないので、床の工事をするときに交換するとよいと思います。

写真の右側に写っている黄色い布でくるまれているものが、上階から下階へつながる排水管です。
間取り図などで『PS(ピーエス)』と書いてあるところには、この管が入っています。
お風呂や洗面の排水は、この縦管にむかって配管します。

配管を新しくし、壁の下地(骨組み)をつくっている様子。

壁下地にプラスターボードと呼ばれる石膏を固めた板材をはり、壁が完成していきます。

トイレの壁にちょっとおもしろい試みをしたので、見学会のときに注目してみてくださいね!

床は、コンクリートスラブの上に必要な遮音性能をそなえた遮音マット(写真黒い部分)を敷き、合板を重ね貼りした上に仕上げの無垢材をはります。

仕上げの無垢フローリングは、幅15㎝の節なしオーク一枚板です!
幅90㎝くらいが一般的で、長さも短いものを継ぎ合わせて2Mくらいの材料をつくるものが入手しやすいのですが、Aさんのお宅は幅が広く継ぎ目がない一枚板のフローリングを使います。
とても美しい仕上がりになるのが楽しみです!

先日現場で、オーダーでつくる 家具の打合せをしてきました。

少し変形した壁があるマンションなので、への字型のキッチンをつくるのに、現場で木のカタをつくって、その形に合わせてステンレスの天板加工をしていきます。
モダンでシャープな雰囲気をイメージして、メラミンと木の取手がアクセントになるデザインのキッチンです。
これから製作に入ります!

大工さんの仕事が終盤に入り、仕上げ工事がいよいよはじまります。

空間の仕上げに大切な照明の最終確認を、実際に使う器具を購入して事務所で行いました。

これから現場がどんどん変化していく一番楽しいタイミングです。

完成の予定は12月下旬から1月の上旬です。
日程が決まりましたらまたブログでご報告します!

 

『ギャラリーのようなAさんの家のマンションリノベーション in 浦安』始まりました!

Aさんの家のリノベーションが始まりました!

新浦安にある築22年のマンションです。お料理の上手なAさんのお住まいは、たくさんの方が訪ねてきて素敵な時間を過ごす場所でもあります。

少しずつ集めた趣のある家具、絵画、器、ランプなどを上手にレイアウトして、とても洗練された暮らし方をされています。大きな間取りの変更は行わずに、丁寧な造り方で上質な空間になるように検討を重ねました。

骨董のモノとモダンのモノ、洋のモノと和のモノ、様々な雰囲気のモノとの調和を考えた素材と仕上げ選びになりました。色調を合わせながら仕上げを変化させた左官塗り壁や刷毛のニュアンスを残すペイント、テクスチャーのあるガラス、無垢のオーク節なし一枚物のフローリング、名栗の床、石の床など、静かに主張するような素材選びになっています。照明は仕上げの素材感と家具や絵画や器を引き立たせるため、必要最小限におさえてまるでギャラリーのような雰囲気です。

少し手狭だったキッチンはレイアウトを変えて面積を増やし、すべてオーダーメイドして無駄なく思い通りの作業空間をつくりました。食器や花器を多くお持ちなのでそのための家具も壁に合わせて造作します。洗面やトイレにもいつもの場所に少しの遊び心を加えています。殺風景になりがちなバルコニーもご提案させて頂きました。

リノベーションは始まったばかり…。完成は年末になる予定で、完成見学会を予定しています。少しずつブログで素材のことや、こだわった場所などご報告していきます。見学会の詳細も決定次第こちらで発表いたします!

Oさんの大切なものがあつまる大好きな場所のリノベーション

Oさんは私たちのチラシを見て「私たちの家」の相談会に来て下さいました。「何年も前からリノベーションをしたいと思っていたけれども、なかなか思い切れずにズルズルときてしまった」とのことでした。色々な課題について話し合ったあと、せっかくなのでとにかく相談を継続しましょうということで再会のお約束をしました。

ーそれから半年後、Oさんから準備ができた旨ご連絡あり、ご相談がスタートしました。リノベーションは大きなことですので、準備にかかる時間も人それぞれですし、決断できた時が良いタイミングだと思います。

Oさんの家にはお孫さんがよく遊びにきていてとても賑やかです。打合せの時はいつもお嬢さんとそのお子さん、Oさんにとってのお孫さんも一緒に迎えてくれました。様々な料理を作って家族が集まり、みんなで食事をするそんな時間をとても大切にされているのです。

その料理のための器や飾りを集めることもOさんの大好きなことのひとつです。旅先での出来事、陶芸作家さんやお店との出会いを大切にして、持っている器一つひとつに物語をお持ちでした。

Oさんがリノベーションを何年も保留していたのは、そんな器えらびと同じように出会いを大切にされていたからかな…と思います。私もそうですが、探し物には理屈抜きでピンとくるものです。たまたま「私たちの家」を見てピンときてくださったのかな、と様々な器を見せて頂きながら思っていました。Oさんと出会いと一年半の間の様々な対話は私たちのとってもかけがえのないものになっています。

『このマンションを新築で買った時から、いつかリノベーションするからと思って、収納はとりあえずの家具でその場をしのいできました』というOさん。その気持ちはとても共感できます。誰でも中途半端なものにはお金も労力もかけたくないものですよね。
Oさんのお住まいにご訪問させて頂くと思っていた通り、様々なものがパッチワークのように置かれていました。『できれば見せたくなかった』とおっしゃっていましたが、そうなってしまったのはOさんが悪いのではないのです。

 

それでは、そんなOさんの大切なものがあつまる大好きな場所のリノベーションをご説明させて頂きたいと思います。

1つ目の課題は、モノの量です。
Oさんはすごくがんばって下さいました。2週に一度、お打ち合わせにご訪問するのですが、そのたびに整理され量が目に見えて減っていることがわかり、私たちもすごくうれしかったです。そんなこんなで前半は片付け談義です。捨てるか、残すか…を何度も繰り返しました。「断捨離」という言葉が昨年あたりに流行ったこともあり、私たちやOさんも少し焦っていたかもしれません。結局のところ半分にはなりませんでしたが、私はそれで良かったのではないかなと思っています。大切なものがたくさんあるのは素敵なことです。捨てるのに適したタイミングもあるのだと思います。

2つ目の課題は、モノが多く見えないようにすることです。
1つ目の課題と背中合わせになりますが、モノがあるとそれだけ空間が占領されます。OさんはスッキリとしたシンプルなLDKを望んでいました。Oさんと私たちが時間をかけてモノの量と分類を把握していたのはこのためです。長く生活してきた住まいでは「どのくらいものをもっているか」ということをイメージすることは意外に難しいことです。今回は大きさがわかるように写真を撮るなどしてまとめていきました。下の写真は引き出しの大きさに食器を並べて確認しているところです。わかりやすいですよね。

 

私たちが考える収納には3つの段階があります。

・住まい手が対応する

→収納雑貨や置家具など住まい手が暮らしながら対応するもの。収納したいものが小さくて量が少ない場合はこのやり方で楽しんでもらいたいと思っています。

・造付家具で対応する

→空間に合わせた固定的な家具(洗面化粧台・キッチンなど)を施工して対応するもの。収納したいものが小さくて量や種類が多い場合や使い方が決まっていてこだわりたい場所ではご提案しています。

・建築で対応する

→押入・納戸・壁面収納・床下収納など建物の一部を収納にするもの。収納するものが大きい場合や使用頻度が低いものがたくさんある場合にご提案しています。

当たり前ですが建築で対応する部分が増えれば、どこかが狭くなります。造付家具は良さそうですが大幅なコストアップになります。ものが多い時に住まい手だけで対応しようとするとパッチワークのような風景になり、上手くやるとそれも味になることもありますが…まあいろいろ大変ですよね。

結果的にOさんの家では「造作家具の対応」で狭さを感じさせないところまで目一杯に収納を用意することになりました。8割程度のものは行き場が決まっています。しかし、完全にすべてが納まるかどうかは微妙なところだと思います。でもどうでしょうか。どんなに十分だと思う収納を用意しても、詰め込んで行けばいつか溢れてしまいます。Oさんともそんな話をして、全てを収納してあまりある収納量よりもスッキリとして広がりのある空間を優先することになりました。まあ、そうはいっても、すごい収納量ですけど。

私たちの住まいづくりではいつものことですが、今回もキッチンが一番重要な部分でした。LDKがコンパクトになるほど、またオープンになるほど、キッチンの存在感は大きくなります。

キッチンには様々なものがあります。調理家電、調理道具、食器、食材、レシピ本、ゴミ箱、フキンなど。全部がバランスよく納まっていれば良いのですが、それがなかなか簡単ではないのですね。キッチン特有の深い奥行きや微妙な高さの関係、カウンタートップの広さの配分など…。

対話を繰り返してできあがったOさんのキッチンのカタチはこちらです。

お孫さんたちが遠慮なく泊まれるようにもともとあった和室は畳の間として残すことになりました。リビングが明るくてもしっかりと間仕切ることができる戸襖は、普段は戸袋の中にしまって存在は見えません。和室の用途としてはそのくらいなので少し狭くしてその分リビングを広げました。

普段はリビングと一体的になるので和室全体を床の間のように見立てています。琉球表を縁敷(えんじき)の縁無(へりなし)に仕立て名栗加工のナラの板床と合わせて野趣がありつつスッキリとした表情になっています。言葉だけでは表現できないので少しだけ写真をお見せします。

ワンルーム空間の中に、その他にも様々な仕上げ、素材を使っていて様々な表情がありながら、上質な統一感があります。丁寧なライティングとあいまってOさんの住まいらしい上品な雰囲気になったと思います。一つひとつの素材について、Oさんと悩んだり、ショールームに見に行って新しい発見があったり、楽しい時間が思い起こされます。暮らす人がその体験をすることが「住まいをつくる」ということの大切なステップだと私は思っています。

来週はいよいよお引越しです。明るく社交的なOさんご家族とその住まいが醸し出す雰囲気をお伝えしたいと思い、あえてとてもイラストタッチな表現のパースにしてみました。実際の空間は非常に精緻でクオリティが高い仕上がりになっていますが、今までのOさんご家族らしいおおらかな暮らし方が続いていくことを私たちは願っています。その雰囲気はもうしばらくしたら写真でお伝えできると思います。お楽しみに!