マンションのリフォーム・リノベーション、新築戸建はハンズデザイン一級建築士事務所|千葉県 船橋市 東京

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Iさんの家のマンションリノベ・千葉県浦安市 解体編

千葉県浦安市のマンション・リノベーションの既存解体工事が終わりました。

解体後の写真です。
天井のコンクリートは期待通りきれいな状態でした。コンクリートスラブに直接塗装して仕上げになります。最上階なので梁が斜めになっているのが、アクセントになっていていい感じです。工事の都合上、壊していない壁もあります。

 

下の間取り図が元々の間取り図からスケルトン状態への変化のイメージです。

1998年に建築されたマンションです。お施主様のIさんが築15年の中古を購入され、リノベーションをしてからお引越をする計画です。

窓、玄関、PS、バルコニーなどはもちろん壊せません。つまり、リノベーションする前提で中古マンションを探すなら、これらの壊せない部分が重要になります。この点についてはいつかまたご説明します。

 

明日は墨出しです。大工さんと現場監督が紙の上の図面の線を床の上に写す作業です。私はこの作業を見ているのが好きです。楽しみだな〜。

 

寝室には無垢の杉の床を。

11月ともなると、やはり寒くなってきましたね。もうすぐ冬がはじまります。

冬と言えば…

朝、暖かい掛け布団から体を起こし、ベッドサイドに腰掛て立ち上がる時。

夜、寝る前にゆっくり入浴しベッドサイドでつかの間、ほっと熱を冷ます時。

その時、素足が触れる床の感触…

「私たちの家」の寝室の床は無垢の杉のフローリングです。僕自身が実体験として驚嘆し、毎朝のように感激してしまうのが、足の裏で感じる、「杉の床」の最高に気持ちのいい感触です。

合板のフローリングや広葉樹の堅くて重いフローリングは、熱伝導性が良くまた蓄熱をする為に、ベッドから出たときはドキッとするほど冷たく感じるものです。そして、吸水性が小さいので、風呂上がりの足の裏ではペタペタとした感触になります。

それに対して、杉は、人肌のように優しい温感です。柔らかく軽い針葉樹の特性です。また、吸水性が大きいので暖かく湿った足裏で歩いてもサラッとスムーズで柔らかい感触です。

柔らかさの代償として、傷がつきやすいというデメリットがあります。

しかし、寝室であればデメリットはほとんど気にならなくなり、メリットは何倍にも大きくなると思います。

比較的安価で、幅が広く香りのいい、最高のマテリアルが杉です。

是非、寝室には無垢の杉の床を、一度はご検討のテーブルにあげることをおススメします。

私はもう洗いません!

こんにちは。星名貴子です。

皆さんは家事の中で何が一番嫌いですか?炊事、洗濯、掃除。。。

家族が喜んでくれるお料理や創造性のあるものは比較的楽しくできますよね。

私の場合、食後の食器洗い・片付けが一番苦手です。

特に夕飯の後のお皿洗いは、一日の終わりで疲れているのに毎日繰り返しあるとっても苦痛な仕事です。

そこで、今日はそんな食器洗いを助けてくれる食洗機のお話です。

 

一口に食洗機といっても、たくさんの種類があり、

国内ではパナソニックさんのものが比較的シエアが高いようです。

海外のものはMIELE、AEG、ASKOなど

たくさんある中で、どのような視点で選んだらよいのでしょうか?

 

『私たちの家』で採用している食洗機はスウェーデンのASKOという会社のものです。

 

この食洗機を選んだ理由はいくつかありますが、まずはたっぷりとした容量が魅力的でした。

W45㎝(6人分)が一般的な日本製に比べ、海外製はW60㎝(14人分)と大型サイズが主流です。

14人分というのは、朝食・昼食・夕食の3食分を夜寝るときに一度だけ洗浄するという意味です。

日本のものは容量が小さいので少人数の家族構成または、

家族の人数が多い場合は2食に一度くらいは稼動させるというイメージだと思います。

エコという視点で考えると、海外製のほうが一日に使用する水の量は少なくてすみそうです。

 

私たちは3食を自宅兼事務所で食べることが多く、大人2人分を毎日夜一度洗浄するスタイルで採用しています。

 

この写真はとある一日に食洗機が洗ってくれた食器たちです。

寒くなってきたのでこの日は鍋にしたんですねぇ~

土鍋やフライパンなども大容量食洗機だからこそ、まるごと洗えてしまいます。

(日本製の食洗機では難しいです)

洗えないものは、庫内が80℃くらいまで温度があがるので、熱に弱いもの、

日常食器ではおわんや木製の食器などは洗えません。

 

ASKOの食洗機を選んだもう一つの大きな理由は、他社にないフィルターの自動洗浄システムがあるからです。

フィルターというのは排水部分にある汚れ物をキャッチする部分です。

キッチンのシンクでいうと、排水部分にあるゴミが溜まるカゴのイメージです。

シンクのカゴは毎日もしくは1日おき程度に皆さんお掃除しますよね?

同様に、食洗機でも『汚れが溜まる部分』はお掃除する必要があるんです。

庫内をきれいに保つには毎日、シンクのカゴと同じように『汚れが溜まる部分』をきれいにする必要があります。

しかし、ASKOの食洗機はその部分を自動で洗浄してくれるため、年に4~6回程度で済むのです。

これは便利!

 

そのほかには、オーダーメードのキッチンに合わせて家具のように組み込むことができるので、

デザイン的にもとても満足しています。

 

今まで大変だった食後の片付けも、ASKOの食洗機のおかげで、5分もかからず食卓がきれいになります。

そして夜寝る前にボタンを押すだけで、食器洗い完了です!

 

個人的には食洗機で洗えないものは極力日常食器から省き、食器の98%くらいは食洗機で洗っています。

私が洗うものは、包丁やまな板くらいでしょうか。(これも今後数を増やすことで解消されます)

目指せ100%食洗機生活!

家事を短縮した時間は、家族との時間・自分の時間にあてられます。

私はこの食洗機をきっと一生手放せませんね!

 

日本製のものは食器洗いの補助はしてくれても、容量的にも完全に負担をなくすことは難しいと思います。

なるべく洗い物を少なくしたい方は、海外製をオススメします。

 

是非自分の家族構成、生活スタイルなどをよく考えながら、自分自身に合った食洗機を選んでみてくださいね!

 

※私たちの家で採用したASKO社食洗機 品番:D5554

販売代理店 ツナシマ商事 → http://www.tsunashimashoji.co.jp/

Iさんの家のマンションリノベ・千葉県浦安市 マテリアル編

千葉県浦安市で中古マンションのリノベーション工事がはじまりました。

お施主様は、今年の4月に3社コンペというカタチでお声をかけてくださったIさんです。

デザインやライフスタイルに対してご夫婦ともにお考えをお持ちのご家族で、私たちの家にお越しくださり、初めてお会いした時にリノベーション後の住まいの理想像をしっかりとご説明してくださったのが印象的でした。

約半年のあいだ、一緒に様々な試行錯誤を重ねてきました。いろいろな項目と思い出があるのですが、今回は素材のことです。

写真はIさんの選んだマテリアルです。自然素材、本物の素材を中心に、個性の強いマテリアルが選ばれていますが、バランスよく調和していると思います。

一つひとつの細かな解説はまたいつかさせていただく機会があると思います。

そして、下の写真が解体工事前の室内の様子です。

Iさんの選んだ素材たちによって、どのように中古マンションを生まれ変わらせるか…待ち遠しいですね!

玄関の位置

中古マンションの間取り図を見るのは楽しいですよね。

僕の場合はリノベーションを前提に間取り図を見ながら「これは良くなるな…」と想像しています。

その時のポイントのひとつをご紹介します。中古マンションを探すときの参考になるかもしれません。

中古マンション物件を選ぶ上で玄関の位置はとても重要な意味を持っています。

私たちの家の場合、玄関はリビングの一部になっています。

 

さて、一般的なマンションの住まいをシンプルにしたのが下の図です。

バルコニーの近くにオープンな場所があり、それ以外の部分にプライベートな場所があります。

そこに玄関を書き加えたのが次の2つの例です。

Aはプライベートな場所を守るために壁で囲っています。
Bはプライベートな場所を深さや距離を利用して守っています。

ちなみに物件数としてはAのタイプが圧倒的に多いです。大規模マンションではAのタイプの方が効率がいいからです。Bのタイプは通風や眺望が良いなどのメリットが多いのですが、圧倒的に物件数が少ないです。もし見つけたら希少価値のある掘り出し物かもしれません。

玄関の位置によって住まいの雰囲気、作り方は大きく変わりますよ。

それでは。