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茂原の寄り道

こんにちは!

今日は気分を変えて小旅行のお話をしてみようかと思います。

千葉県市原市で打ち合わせを済ませた帰り道、多くの方から茂原付近のおすすめ情報を頂いていたので立ち寄ってみることにしました。

まずは素敵なカフェから。

macchinetta(マキネッタ)というカフェです。
何時間でも過ごしていたい居心地のいい場所でした。薪ストーブの季節に時間を作ってまた来てみようと思います。
ランチはどれも最高に美味しかったのですが、大発見だったのが最後の写真のカフェ・フレッド・シェケラートです。シェイカーにエスプレッソと氷を入れて一気に冷やして注ぎいれます。淹れたての濃厚さをそのままにキンキンに冷えたエスプレッソになります。自宅でもやってみたいと思いました。

macchinettaのテーブルの上に近隣の作家さんの工房のカードが置いてあったので訪ねてみることにしました。
茂原周辺には最近になって様々なクリエイターがアトリエを構え始めているそうです。

そのアトリエでは登り窯を見学させてもらうことができました。

六地蔵窯という安田裕康さんのアトリエです。
お電話をして訪ねてみると安田さんが出迎えてくださいました。ギャラリーと工房と自宅をかねた素敵な木造の建物はご自身で建てられたとのことで驚きました。お茶を頂きながら様々なお話をして素敵な時間でした。
登り窯には年二回火を入れるそうで熱に透ける陶器はなんともいえない美しさだとのことでした。お誘いいただいたのでそのときは是非再来させていただきたいと思います。
サラダを盛る大皿をひとつ譲っていただきました。

その足で知る人ぞ知る美術館へ。

as it is という美術館です。古道具坂田の坂田和實さんの美術館で建築家の中村好文さんの設計です。
素晴らしい建築体験と美意識の発見ができます。これから住まいを検討される方には是非一度訪れていただきたいと思います。何か大切なものを再発見できるのではないでしょうか。

ちょっと寄り道のつもりが内容の濃い心に残る小旅行になりました。少し日常からそれた道に新しい景色があり、その体験の積み重ねが暮らしを彩る経験になっていくのかなと思いました。

おすすめ情報をくださった皆様、ありがとうございました!

おしゃれを楽しむクローゼット収納

今日は久しぶりの梅雨の晴れ間でしたね!

梅雨の前後で衣替えする方も多いと思うので、今日は洋服収納のお話です。

最近少しクローゼットの内部を整えたのでご紹介したいと思います。


頭から足元まで(靴以外)一目でコーディネートできるクローゼットの収納を考えて見ました。(写真右側)
パイプを2段使いして、上段に上着、下段にパンツ類としています。
上着とパンツ類 を同じハンガーパイプにかけてしまうと、洋服間にパンツ類が埋もれてしまって、コーディネートがしずらいなぁ….とずっと思っていました。
カバンも変形S字 フックを使うと、パイプにきれいに収納できますよ。

こんなアイアンの帽子を掛ける金物を使うと、きれいに帽子も収納できます!

一目で頭のてっぺんからのコーディネートが浮かびそうなクローゼット収納はいかがでしょうか?

 

Fさんの家の上棟の日。

なかなか全部を見ることはできないと思いますが、木造の在来軸組では一日で建物のカタチが現れます。大きな構造物と空間がどんどん出来上がる様子は圧巻です。良い機会ですのでその様子を時間軸で追っていきます。

朝、トラックに乗った木材と大きなクレーン車が現場に到着し、上棟の一日がスタートします。現場監督1人、大工さん3人、鳶さん3人、クレーン1人のチームです。

木材はトラックからクレーンで吊り込んで現場に入れます。上棟ではクレーンが大活躍します。

柱には記号が振ってあり、迷いなくどんどん土台に差していきます。文字が書いてある紙で巻いてある柱は化粧柱で、完成後そのまま見える柱です。傷をつけないように養生してあります。

次に1階の柱の上に梁を載せます。大きな空間をつくるには大きな梁が必要です。現場の形状が原因でクレーンが使えない場所があり、その部分は人力、手起こしになってしまいました。これは本当に大変そうでした。

あっという間に平屋が完成。2階の床に合板をはっていきます。

ここまででお施主さんが準備してくれたお弁当を頂きながらお昼休みに。工務店の社長さんが幣串の準備をしてくれています。曇り空で日差しが弱くて助かりました。

次に2階の柱、またその上に梁を掛けていきます。

屋根の棟木や登り梁を掛けて上棟になります。柱も梁も4寸なのでがっしりした印象です。骨格だけですが空間が見えてきました。

棟木に弊串をつけてお供えをしてお祈りを行いました。お施主さんも屋根まで登ってくれましたが、さすがに2階の屋根の上は足がすくみます。雨が降らなくてよかった〜。

この一連の流れが上棟の一日です。職人さんたちの息のあったチームワークの良さはさすがでした。

最後に屋根の上でFさんのご主人、社長、棟梁と集合写真。上棟おめでとうございました!

Fさんの家の基礎コンクリート

こんにちは。

Fさんの家。さあコンクリートを打つぞ!という時にちょうど梅雨入り…。
少し心配しましたが、大幅な遅れなく施工することができました。

基礎立上がり部分の鋼製型枠がセットされているところ。

ごつい鉄板が並んでいるのでなかなかの迫力ですね。この中にコンクリートが流し込まれるわけです。

生コンが到着。受け入れ検査。この灰色でドロドロの固まりがフレッシュコンクリート=生コンです。

さあ、打ち込みです。本当に晴れて良かったなぁ。

コンクリートを入れる人、バイブレータという機器でコンクリートに振動を与えて締め固める2人、基礎高さを見ながら表面を調整する人の4人掛かりで打設して行きます。

生コン車1台分のコンクリートが終わり、2台目を待っている時、急に風が…。

あ〜来ちゃった、水分いっぱいの真っ黒な雨雲。心配したFさんからも電話が…養生シートを準備するなどにわかに慌ただしくなる現場…。

ハラハラしましたが、雲は目前で崩れて散り散りになり、避けて通り過ぎました。やれやれ、よかったです。

上の写真はFさんの家の外部仕上げ材料を太陽の光の下で並べてみたところです。外壁はガルバリウムの金属サイディングで、落ち着いていながらさわやかな明るい雰囲気。窓と屋根は黒、軒裏は明るい木目になります。外壁面にアクセントに一部ジョリパッドの左官仕上げが入ります。3枚並んでいるサンプルはどれもおすすめできる色合いです。あとはFさんに決めてもらいもらいましょう。

さていよいよ次のご報告は上棟になります。お楽しみに!

その家を買う前に。

新築の狭小木造3階建て住宅の購入を計画されている、若い方々にご提案です。まだ、買わないでください。

ある日、ポストに入っていた不動産会社の土地販売の2色刷りの安いチラシ。僕にはそんな予定はないのですが、なんとなく眺めてみました。広い敷地を小さく分割している土地の図面と3階建の住宅の間取り図が小さく載っています。建築条件付き売地とのこと。

売る側にも買う側にもかなりニーズがあり、知人やお客様のこのタイプの住まいにご訪問させて頂いたことがあります。それにしても、このチラシの参考プランはひどいですが、ものすごい安売りをするのですね!どんな住まいになるのでしょうか…想像したくないですね。

ずっと昔からこのような住宅は建築されていました。売る側の事情がありますから建築条件付き売地がでることは仕方がないことです。でも、どうしてコレを『買う人』がこんなにいるのかな〜と考えてしまうのです。

例のチラシの条件をもう一度見てみましょう。
北側に道路があります。玄関も北側。南側には間近に隣の建物があるのでしょう。間口は6メートルしかなく、隣地に挟まれているので東西の隣の建物との距離は1メートルぐらいになってしまいます。さらに、一戸建てだから車庫も欲しい…。難しい条件ですよね。

解答の例として参考プランをみてみます。なんと?!4LDK、ウォークインクローゼットも2つ、収納もたっぷり、床暖房、食洗機、バリアフリー、さらにフリープラン?!…素晴らしい!!!素敵な新しい生活がおくれるに違いない…ということで購入してしまうのでしょうか?

「住まい」は家電や自動車とは違い、スペック表と数回の内見だけではほとんど実態をつかむことができません。また残念なことに、決められた建築会社は、短期間に引き渡して完了させなければならないので、このような難易度の高い敷地、非常に安い建築価格という条件で、本気でフリープランを考えるつもりは最初からありません。本当は時間をかけて良い家を建てたいけど、それでは儲からない…というのが本音です。

「住まい」に対する価値観や自分なりのこだわりというものは、金銭感覚、空間体験、人間関係の構築など、大人になってからの様々な経験によって育成されてくるものだと思います。そういった経験が浅い、少なくとも20代の間や新婚の時期は、賃貸住宅がいいのではないでしょうか?

まずは、色々な地域、様々な環境の賃貸住宅で生活をして経験を積みましょう。幸い最近では、賃貸住宅の選択肢が増えてきました。そこでの暮らしを経ることで、少しずつ、将来の自分の家のあるべき暮らしがつかめてくるのだと思います。『本当の自分の家』を建築するのはその後で遅くないのではないでしょうか。

どんな住宅でも建築するためには、膨大な、材料・エネルギー・人件費・時間・コストがかかります。現実にこのチラシのような、どうしようもない住まいが大量に建築されていることを考えると、あまりに多くの無駄を安易に生み出していると思います。

是非ご一考ください。