マンションのリフォーム・リノベーション、新築戸建はハンズデザイン一級建築士事務所|千葉県 船橋市 東京

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『ギャラリーのようなAさんの家のマンションリノベーション in 浦安』工事経過報告!

こんにちは。
Aさんのリノベーション工事の様子をご報告します!

解体が終わったところ。

洗面所やユニットバスがある水廻り部分は、床のコンクリートスラブが下がっていて、
床の段差を利用して給水・給湯・排水などの配管スペースがあるタイプのマンションです。
築25年ほど経っており、この年代のものは給排水の管も銅管や鉄管が使われていることが多く、
管の耐食が進むと管径がどんどん小さくなります。
つまりや漏水の原因になりかねないので、床の工事をするときに交換するとよいと思います。

写真の右側に写っている黄色い布でくるまれているものが、上階から下階へつながる排水管です。
間取り図などで『PS(ピーエス)』と書いてあるところには、この管が入っています。
お風呂や洗面の排水は、この縦管にむかって配管します。

配管を新しくし、壁の下地(骨組み)をつくっている様子。

壁下地にプラスターボードと呼ばれる石膏を固めた板材をはり、壁が完成していきます。

トイレの壁にちょっとおもしろい試みをしたので、見学会のときに注目してみてくださいね!

床は、コンクリートスラブの上に必要な遮音性能をそなえた遮音マット(写真黒い部分)を敷き、合板を重ね貼りした上に仕上げの無垢材をはります。

仕上げの無垢フローリングは、幅15㎝の節なしオーク一枚板です!
幅90㎝くらいが一般的で、長さも短いものを継ぎ合わせて2Mくらいの材料をつくるものが入手しやすいのですが、Aさんのお宅は幅が広く継ぎ目がない一枚板のフローリングを使います。
とても美しい仕上がりになるのが楽しみです!

先日現場で、オーダーでつくる 家具の打合せをしてきました。

少し変形した壁があるマンションなので、への字型のキッチンをつくるのに、現場で木のカタをつくって、その形に合わせてステンレスの天板加工をしていきます。
モダンでシャープな雰囲気をイメージして、メラミンと木の取手がアクセントになるデザインのキッチンです。
これから製作に入ります!

大工さんの仕事が終盤に入り、仕上げ工事がいよいよはじまります。

空間の仕上げに大切な照明の最終確認を、実際に使う器具を購入して事務所で行いました。

これから現場がどんどん変化していく一番楽しいタイミングです。

完成の予定は12月下旬から1月の上旬です。
日程が決まりましたらまたブログでご報告します!

 

『ギャラリーのようなAさんの家のマンションリノベーション in 浦安』始まりました!

Aさんの家のリノベーションが始まりました!

新浦安にある築22年のマンションです。お料理の上手なAさんのお住まいは、たくさんの方が訪ねてきて素敵な時間を過ごす場所でもあります。

少しずつ集めた趣のある家具、絵画、器、ランプなどを上手にレイアウトして、とても洗練された暮らし方をされています。大きな間取りの変更は行わずに、丁寧な造り方で上質な空間になるように検討を重ねました。

骨董のモノとモダンのモノ、洋のモノと和のモノ、様々な雰囲気のモノとの調和を考えた素材と仕上げ選びになりました。色調を合わせながら仕上げを変化させた左官塗り壁や刷毛のニュアンスを残すペイント、テクスチャーのあるガラス、無垢のオーク節なし一枚物のフローリング、名栗の床、石の床など、静かに主張するような素材選びになっています。照明は仕上げの素材感と家具や絵画や器を引き立たせるため、必要最小限におさえてまるでギャラリーのような雰囲気です。

少し手狭だったキッチンはレイアウトを変えて面積を増やし、すべてオーダーメイドして無駄なく思い通りの作業空間をつくりました。食器や花器を多くお持ちなのでそのための家具も壁に合わせて造作します。洗面やトイレにもいつもの場所に少しの遊び心を加えています。殺風景になりがちなバルコニーもご提案させて頂きました。

リノベーションは始まったばかり…。完成は年末になる予定で、完成見学会を予定しています。少しずつブログで素材のことや、こだわった場所などご報告していきます。見学会の詳細も決定次第こちらで発表いたします!

ウッドデッキができました!

構想2年…私たちの家のバルコニーに、ウッドデッキが、やっと、やっと完成しました!

自宅なので自作でやりたいと言いつつ、まあ、僕の腰が重すぎて延びに延びていたわけなのですが、気持ちのいい季節に間に合ってよかったです!

いろいろ悩んだ末、デッキ材はイタウバを選びました。聞きなれない名前ですが南米産のハードウッドの仲間です。

ハードウッドというのはとても丈夫で、屋外でも長持ちします。 材質は非常に重くて硬いです。イタウバはその中では軽くて加工しやすいのだと思います。根太材だけウリンという樹種にしたのですが、本当に重くて硬くて大変でした。

イタウバを選んだ最大の理由は肌触りです。油分が非常に多いため年月が経っても「ささくれ」や「割れ」が発生しにくく、裸足で歩くことができます。本当にフローリングが屋外に拡がったように使えるわけです。

木材は屋外にあると色が抜けてシルバー(灰色)になっていくので、色はあまり気にしませんでした。徐々に色が抜けてシルバーになっていくのが楽しみです。

デッキ作りはシンプルで難しいところは何も無いのですが、やってみるととても根気が必要なことがわかりました。重いので持ち運びが大変ですし、硬いので下穴をあける必要があるなど手間がかかります。

今回使った材料は、イタウバ120×20(デッキ材)、ウリン45x70(根太)、フクビマルチポスト(樹脂製調整束)、若井デッキ専用ビス、です。

ウッドデッキにするとバルコニーの居心地や意味合いまでもが変わってしまったようです!

バルコニーで寝転びたくなるなんてこれまでは想像もしませんでした。床というのは本当に影響力が大きいものですね。

お越しの際にはデッキの仕上がり具合も見てやってください!

お気に入りのグラス

こんにちは。
台風が来ると、夏の終わりを感じますね。
大きい台風みたいなので災害にあわないように気をつけてください。

最近、お気に入りのグラスを手に入れました。
長い間探していて、なかなか見つからなかったのですが、手に取った瞬間『出会い』を感じたグラスです。

西山芳浩さんというガラス作家さんの『江戸グラス』という作品。
このグラスで飲むと、いつものお水も特別なものに感じます。

日々のちょっとした贅沢ですね~

これから季節もよくなりたくさんのアートイベントが各地で行われますが、
昨年教えていただいてから毎年楽しみにしている、

『工房からの風』inニッケコルトンプラザ(千葉県市川市)
http://www.kouboukaranokaze.jp/cia/creator_2014/
が今年も10/18(土)~19(日)の2日間で開催されます。

さまざまな作家さんを集めて開かれる、野外展示会です。
もちろん、購入もできますので、お気に入りの作家さんを見つけに出かけてみてはいかがでしょうか。

私たちも仕事の合間を見て、お気に入りの器を見つけにいこうと思います!

※ブログでご紹介したガラス作家、西山芳浩さんのグラスはインテリアショップ『CIBONE』外苑前で購入しました!
ネット販売もしているようですよ~

 

マンションにもシンボルツリーを!

こんにちは。秋晴れが気持ち良い日が続きますね。

今日はお部屋を彩るグリーンについての話題です。

『私たちの家』では玄関を入ってすぐに、大きなグリーンを置いています。

最近模様替えをし、
全長2m以上ある『フィカス・ベンガレンシス』が新しいハンズのシンボルツリーになりました。

以前シンボルツリーだった『シマトネリコ』は3羽のいたずらな鳥たちが、遊びすぎたため、
ただいまバルコニーで入院中。。。

来春、また元気な姿が見られるでしょうか。。。。

さて、『私たちの家』は玄関とリビングダイニングキッチンが大きな一体空間になっていますが、
その中央に大きなグリーンがあることで、ゆるやかにそれぞれの居場所をつくることが出来ます。
程よく、玄関からの視線も気にならなくなります。
建築的な壁と違い、視線もとおるので、簡易的な間仕切りとしてグリーンを利用しています。

以前ご紹介したIさんの家も、大きなリビング空間に『ウンベラータ』と低い本棚を上手に使い、
ゆるやかに家族それぞれの居場所をつくっています。

Iさんの家ブログ https://www.hands-a-design.jp/wp21/blog/1757.html

そして、なにより室内にグリーンのある生活はとっても気持ちがいいものです!

常にグリーンを元気に保つには、樹種・室内環境によりますが、ときどき太陽の光をあてたほうがきれいに発色します。
大きなグリーンは、頻繁に出し入れが困難なので、2つの木を所有してときどき入替えるのと、植物にとってもよいのかな~と最近考えています。
来年、『シマトネリコ』さんが復活したら試してみようと思います!

私たちがよく足を運ぶグリーンショップは、江戸川区の『WORLD GARDEN』というお店です。
車で30分くらいの距離です。
大きなグリーンの品揃えが豊富なので、近所でいいものが見つからない場合はおススメです!
Iさんのかっこいいウンベラータも、こちらで購入されたそうですよ。

『WORLD GARDEN』
http://www.worldgarden.jp/